FRESH ACTRESS 山田杏奈

FRESH ACTRESS 山田杏奈

PHOTO=城方雅孝 HAIR&MAKE=横山雷志郎
STYLING=杉浦優(ザ・ボイス) INTERVIEW=斉藤貴志
衣裳協力:BURGER 179/WG(ニコル プレスルーム03-5778-5445)

目力が鮮烈な美形の15歳が映画初出演
「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」

――4月から高校生になって、中学時代と変わったことはありますか?

「女子校なんですけど、みんなすごくハッチャケていて楽しいです。にぎやかだし、目が合うとへン顔する子もいて(笑)」。

――部活や係は何かやってます?

「部活は入ってなくて、係は家庭科係です。家庭科の提出物を集めたり、やりたい人が集まってお菓子を作る会に行ったり」。

――家庭科が好きで係になったんですか?

「そうです。お菓子を作るのが好きなんです。バレンタインのときも作るし、テスト直前になるほど勉強したくなくなって、お菓子を作り始めます(笑)。クッキーとか、パイを生地から作ってみたり」。

――本格的にやるんだ。普通の料理は?

「たまにします。もともと小学1年か2年の誕生日プレゼントに、お母さんから包丁とエプロンをもらって、それから一緒に作るようになりました」。

――家庭科の他に好きな教科はあります?

「英語は好きで、得意なほうだと思います。最近は英語の歌を聴いたりもしていて。テイラー・スウィフトさんとか」。

――逆に、苦手科目は?

「数学はできないです。中学からできなかったんですけど、高校でさらに『おーっ!』となって、もうイヤです(笑)。今は確率とか順列とかやってますけど」。


――受験勉強は頑張ったんですか?

「頑張りました。学校がある日は帰ってから5・6時間、休みの日は12時間ぐらい勉強してました」。

――眠くなったり集中が切れたりせずに?

「眠くはならなかったです。でも飽きたらテレビを観たり、ごはんを食べたりして、何とかやる感じでした」。

――高校に入ってから行事は何かありました?

「校歌の歌合戦をやりました。クラス対抗で校歌を歌って、学年10クラスあるなかで2位でした」。

――歌は得意なんですよね。「城とドラゴン」のCMでも歌っていて。

「カラオケに行くと、大原櫻子さんの『瞳』とか歌います」。

――学校ではあまり騒ぐタイプではないような?

「休み時間は友だちとしゃべってますけど、一緒になって騒ぐほうではなくて。みんながワーワーしてるのを見ているのが楽しいです」。

――優等生な感じ?

「よくそう言われます。ふざけたりするのは好きじゃなくて」。

――先生や親に怒られたりすることはないと。

「絶対ないです。でも部屋は汚くて、お母さんに怒られます(笑)。片づけが苦手で。勉強はリビングでしてるんですけど、部屋の机は使い終わった紙とかいろいろ散らかっていて」。

――この世界に入ったきっかけが「ちゃおガール2011」のオーディションでグランプリを獲ったことでしたが、小5のときに自分から応募したんですか?

「マンガが好きで『ちゃお』は小学1年からずっと読んでいて、賞品の(ニンテンドー)3DSが欲しくて応募しました(笑)」。


――ゲームが好きで?

「そうでもなかったのですが、3DSが出始めた頃だったので。もらってから『どうぶつの森』が大好きになりました。今は弟が使ってます」。

――モデルになりたいとか、芸能界に入りたいとかは?

「そんなに考えてなかったです。本に自分の写真が載って『恥ずかしいな』と思ったんですけど、やっと実感が出て、だんだん楽しくなってきました。お芝居も事務所のレッスンに行かせてもらっていて、もっともっとやっていきたいと思っています」。

宮沢りえさんと母娘に見えるように心掛けて
フルートは吹けるまでずっと練習してました

――「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」は初の映画出演になりましたが、撮影はいつしたんですか?

「去年、中3の6月でした。撮影で体育祭に出られなくて」。

――オーディションで決まった役だそうで。

「はい。最初は5~6人ずつ部屋に入ってお芝居して、次は全体で5~6人しかいなくて、私の番号は1番でした」。

――宮藤官九郎監督もいたんですよね?

「いらっしゃいました。みんな『お父さんは何の仕事をしてるの?』と聞かれて、うちは建築士ですけど、他の子はマンガ家とか建築家と言っていて『へーっ』と思ったのが、すごく印象に残ってます」。

――宮沢りえさんがお母さん役で、お父さんとはうまく行ってない様子の設定ですが、杏奈さんは実際のお父さんとは?

「最近あまり話しません(笑)。たまに怒られますけど、こっちはお父さんのしっかりしてない部分も目についちゃうから、お母さんの言うことは聞いても、お父さんには『えっ?』となっちゃいます」。

――厳しい娘(笑)。

「でも、お父さんにも直接そう言うし、そんなに仲悪いわけじゃないです。よく『一緒に洗濯しないで』とかあるみたいですけど、私はそういうのは全然なくて、お父さんと2人で買い物に行ったりもします」。


――それは良かった(笑)。宮沢さんにはどんな印象が?

「きれいな方でした。お話していただいて、弟のことをしゃべったり、ワンちゃんを交えて遊んだり。私が言うのもおこがましいのですが、すごいと感じたのは、私は一人で台本を読み込んで練習してきたのですが、現場でお芝居をさせて頂いた時に、練習とは全然違うというか、宮沢さんが全て包み込んで受け止めてくださって、それで自分もいつの間にか集中して気負いなくお芝居をやらせていただいている感覚になりました」。

――杏奈さんが演じるうえで意識したことは?

「やっぱり、ちゃんと宮沢さんの娘に見えるように心掛けました。お母さんに対する話し方に自然になるように、家で自分がお母さんとどうしゃべっているかも考えて」。

――フルートは実際に吹いているんですか?

「吹きました。経験がなかったので、練習が大変でした。家に持って帰って吹いたりもしてました」。

――最初は音が出なかったり?

「口に当てる部分が取れて、最初に練習に行ったとき、そこだけでフーッとやったら、音は2・3分で出ました。でも、指を動かすのが大変で。できるようになるまで、ずっと練習してました」。


――他に、撮影で覚えていることはありますか?

「撮った場所から、海がすごくきれいに見えました。あと、神社の鳥居みたいなのがあって、下が階段になっていて、そこもきれいだったので携帯で写真を撮っていました」。

――公開が楽しみですが、自分でも映画は観に行きます?

「たまに行きます。最近だと『黒崎くんの言いなりになんてならない』を観て、楽しかったです。少女マンガを読むので、実写化されると観ます」。

――やっぱり恋愛モノで盛り上がるお年頃ですかね。“壁ドン”とかも憧れます?

「ああ……。実際どうなんだろうと思います。怖いですよね。普通にやる人はいるのかな(笑)?」。

――憧れる女優さんもいますか?

「満島ひかりさんが好きです。『ごめんね青春!』で明るいコメディみたいな感じもできて、シリアスなお芝居もやってらっしゃるところがすごいなと思います」。

――杏奈さんもコメディに興味あったり?

「最近、お笑い番組も前より観るようになりました。永野さんとか好きです」。


――それはちょっと意外。杏奈さんってミステリアスなイメージだったので。

「自分でも『城とドラゴン』のCMとか観ると、そう言われるのもちょっとわかります(笑)。あと、『色が白いね』とも言われます」。

――そうですよね。日焼けには気をつけてますか?

「5月から学校の行き帰りには日傘をさしてます」。

――なるほど。ちなみに次の日曜日は何をする予定ですか?

「友だちの高校の学園祭に行くか、勉強します。休みの日はだいたい、勉強しながら録り溜めしたドラマを観たり、お菓子を作ったり、犬と遊んだりして、家のなかにいます」。

――ちゃんと仕事と勉強を両立させているんですね。

「中学のときから、電車のなかで勉強したりして、何とかやってきました。このお仕事をしているから勉強しなくていいわけじゃないし、逆に勉強するからお仕事をやらなくていいわけでもないと思うので。どっちも自分でやろうと決めた事なのでしっかりやりたいです」。

――今年の残り半分も充実しそうですね。

「勉強ももちろんですけど、お芝居をもっと頑張りたいなと思ってます」。


 


 
 

 
 

 
 

 
 

山田杏奈(やまだ・あんな)

生年月日:2001年1月8日(15歳)
出身地:埼玉県
血液型:A型

 
 

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「ちゃおガール2011☆オーディション」でグランプリ。アソビズム「城とドラゴン」荒野の少女篇、ネスレ「焼きキットカット」焼くだけで!?こんがり新食感!!篇などのCMに出演。ドラマ「刑事のまなざし」(TBS系)にレギュラー出演。「スミカスミレ 45歳若返った女」(テレビ朝日系)の7話にゲスト出演。映画「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」は6月25日(土)から公開。
 

詳しい情報は公式HPへ

 
 

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