PICK UP IDOL ロッカジャポニカ

PICK UP IDOL ロッカジャポニカ

PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=小山内凛

 
 

 
 

自分たちで決断して今年から始めた”武者修行”と
ツアーファイナルの意気込みを語る!

 
 
――去年、3B juniorのクリスマスライブで発表した“武者修行”について、ちゃんとお話を聞く機会がなかったので、あらためてその真意や経過を聞ければと思います! まず、どういう経緯で“武者修行”しようという話になったんですか?

高井「3B juniorの26人のなかで唯一メジャーデビューさせてもらっていて、3Bとしてもロッカジャポニカとしても活動をしている中で、やっぱりどうしても大人数の方に甘えちゃうなって感じたんです」。

内山「『2017年はロッカジャポニカとして外の世界でいろんなことに挑戦していきたい』って思ったときに、3Bっていう大きな戻る場所があると絶対にそこに甘えそうだなって。ロジャポのメンバーみんなで話し合って決めました」。

――いつぐらいにその話になったんですか?

平瀬「11月のはじめくらいかな?」。

内山「ちゃんと話をしたのは、クリスマスライブの前だよね」。

高井「1月でメジャーデビューして1年だから、『この先どうしよう?』みたいな話は去年の“した”半期くらいからちょっとずつしてた気がする」。

――“しも”半期ですよね(笑)。

高井「あ、それです(笑)」。

内藤「ちぃ(高井)、さっきは『SUBWAY』のことを『何それ? 鳩サブレー?』って言ってたよね……」。

内山「やだー」。

高井「あはは、がんばります」。

――そんな「SUBWAY」を「鳩サブレー」って言っちゃうような子たちが、“武者修行”っていうこんなに大きな決断をするなんて……。

椎名「(食い気味に)“子たち”じゃない! 1人だけですよ、1人だけ」。

――全否定(笑)。

椎名「年齢だけ一緒で、あとは違います(キッパリ)」。

高井「ヒドい(泣)」。

平瀬「勉強はがんばってるよね、ちぃ。この前も移動の新幹線で勉強してたし……」。

高井「高校生になって宿題が多くなったから」。

――え、移動の新幹線とかで勉強するのって普通じゃない……?

内藤「したことないです」。

内山「ちゃんとしなさいよー」。

内藤「あみぽん(内山)に言われたくない!」。

椎名「そう言われれば、るんぱん(内藤)が勉強してるところは見たことない」。

内藤「みんなの見てるところではやらないんだよ。裏でこっそりやってるの」。

内山「影の努力家みたいに言わないで(笑)」。

内藤「あはは(笑)。バカにも2つ種類があって、私はかわいいバカなんです」。

椎名「もう1つは?」。

内藤「キャラのバカ」。

内山「じゃあ、本当の意味でバカってことだ(笑)」。

高井「たしかに、バカキャラではないよね。それはみぃ(平瀬)だ」。

平瀬「私、キャラじゃない! え? あれ?」。

――それ、みぃちゃんも本当の意味でバカってことだよ。

内藤「自分で言っちゃった(笑)」。

椎名「ロジャポのなかでの“バカ”って、勉強できるかできないかじゃないんです。アホかどうか」。

内山「あと、常識があるかないか」。

――みぃちゃんは常識がないんだ。

平瀬「うぅ……」。

内藤「あははは(笑)」。

内山「しゃべり方もバカっぽいし」。

――るったん(椎名)はキレ者っぽいですよね。いつも冷静で、まわりをちゃんと見てるというか……。

高井「話を聞いてないふりして実は聞いてた、みたいなことが多いです。黙ってるけど全部知ってるよ、的な」。

――ちゃんとまわりの大人とかも観察してそうです。

内藤「あ〜わかる。女スパイみたいな感じだ」。

椎名「転職しようかな(笑)」。

高井「ロジャポで唯一ちゃんとしてる」。

内山「でも、たまに変なことを言う。“椎名スイッチ”があって、スイッチが入ると全然おもしろくないことでずっと笑ってたり……」。

高井「ライブの最後のMCで感想を言う流れになって、みんなはこれからのツアーの意気込みとかを言ってるのに、るったんだけ『ラバーバンドがかゆかった』って言い出して(笑)」。

平瀬「『曲中ずっとかゆくて、そのことしか考えてなかったです』って。みんな『え?』ってなってたよね(笑)」。

椎名「えへへ」。

高井「独特な世界観を持ってらっしゃる」。

内山「それはちぃに言われたくないと思うよ(笑)」。

平瀬「いや、あみぽん(内山)もすごくない? “あみぽんワールド”が……」。

内山「私は普通の人間だよ……」。

高井「あみぽんは大人感がある」。

内藤「見た目以外はね」。

――常識人だなとは感じますね。最年長だし。

内山「ありがとうございます(照)」。

平瀬「見た目以外ね」。

高井「なんか安心するよね」。

平瀬「あみぽんに任せておけば大丈夫だなって感じ」。

内山「わー、褒められるとかゆくなる!」。
 
 

名前に『ジャポニカ』ってついてるくらいだから、
日本を背負って世界に進出する!

 
 
――さて、話がものすごく脱線してしまいましたが(笑)、“武者修行”を始めて5カ月、変わったことはありますか?

内山「“武者修行”が始まってからフェスとか対バンに出させてもらうことが前よりも増えたんですけど、ロジャポを知らない人が今まで以上にたくさんいて、そういうところへ行くと『あぁ、ロジャポだけなんだな』って感覚にはなります」。

――後ろ盾がなくなった感覚ですね。

内山「でも、ツアーが始まるときに3Bのメンバーから『がんばってね』っていうメッセージが来たときは、すごく背中を押されてる感じがしました。“武者修行”には出たけど、心が離れてるわけじゃないんだって。心強かったです」。

――仲間であることを自覚したうえで、ロッカジャポニカとしての自覚が芽生えたと。

内藤「やっぱり、5人だからこそできることもあるけど、逆にそれ以上に26人だからこそできたこともたくさんあったんだなって思います。この前、ツアーファイナルの川崎CLUB CITTA’を見学に行ったんですけど、とにかく広くて……」。

高井「26人いたときと比べると、ひとりひとりの役割とか存在意義が今までとは比べ物にならないくらい大きくなりました。パフォーマンスも人数にとらわれない迫力を見せなきゃいけないし、ロッカジャポニカとしての個性をもっと出していかなきゃいけないなって……」。

椎名「3Bにいたときは、3Bのこととロジャポのこと両方を考えてたから。でも、こうして“武者修行”に出て、ロジャポだけで何ができるのかとかを深く考えられるようになったことは、すごくよかったなって思います」。

――みぃちゃんもお願いします。

平瀬「難しい……考えてもわかんないです」。

――物理的なことでも気持ち的なことでも、なんでもいいよ。

平瀬「感情がないのかな……?」。

高井「変わったこと、ない?」。

平瀬「3Bにいたころもロジャポだけで活動することはあったから、特に変わらないかも。3Bは3Bでがんばってたし、ロジャポはロジャポでがんばってたし……」。

――図太いんですかね(笑)。細かいことは気にしないというか。

平瀬「あんまり気にしないです。ワカチコワカチコ!」。

内藤「ノリが若い(笑)」。

――いや、年齢はそんな変わらないじゃないですか(笑)。

内山「私が中3のころなんて本当に何も考えてなかったから、いろいろ考えてる方だと思うけどね」。

平瀬「私は逆に、高3になったらこんなにちゃんと考えるようになるのかなって思うよ」。

――自分たちのなかで、“武者修行”のゴールは決めてるんですか?

内山「ここ“まで”っていうのはないです」。

内藤「途中でここ“に”行きたいっていうのはあります!」。

椎名「日本武道館だね」。

高井「でもまだ1000人も達成できてないから、まずは目の前にあるCLUB CITTA’を埋めることを考えてます」。

――そんなCLUB CITTA’がファイナルの会場となるツアー「4th TOUR 〜Revenge for 1000〜」ですが、タイトルに「リベンジ」という言葉が含まれているところに、すごく思いの強さを感じます。

内山「前回のツアーで『1000人埋める』っていう目標を立てていて、ずっと『埋めます!』って言ってたのに実際は埋まらなくて……。ビックリするくらいたくさんの人が来てくれてうれしかったけど、実際の数字的なところでは埋まらなくて、すごく悔しかったんです」。

高井「あんなに素敵な景色を見せてくれたからこそ、掲げてた目標を達成できなかった申し訳なさが……」。

内藤「だから、こうやって『リベンジ』をツアーのタイトルに入れることができてよかったなって思います」。

椎名「その分プレッシャーもあるけどね」。

高井「前回1000人埋められなかったLIQUIDROOM(恵比寿)よりも成長した姿を、おともだち(ロッカジャポニカのファンの通称)に見てもらいたい!」。

――今回のこの「Revenge for 1000」を達成し、さらに“武者修行”でもっと成長するために、自分自身が特にがんばりたいことってありますか?

椎名「私はMCです。会話に入るのが本当に苦手で……。ライブ中にマイクを通してると、みんなが一斉にしゃべったら何言ってるのか全然聞こえなくなっちゃいそうで……。いろいろ考えながらみんなの話を聞いてると、いつの間にかMCが終わっちゃていて……。だから、うまく途中からでもMCに入っていけるようになることが個人的な目標です」。

高井「それでいうと、私は5人の魅力をMCでもちゃんと伝えられるように、うまくMCをまわせるようにしたい」。

――ちぃちゃんがMCのまわし担当なんだね。

高井「そうなんです! 曲とかパフォーマンスで伝えられるものはもちろんあるけど、MCだけでしか伝えられないメンバーの魅力もたくさんあるんですよ。あともうひとつ、体力をもっとつけたい。持ち時間の長いがっつりライブでも全曲120%の力を出せるように……」。

――筋トレとかはしているんですか?

高井「体幹とか、あとはよくジャンプしてます(笑)」。

内藤「私は、ライブの曲中にもっと煽れるようになりたいです。特にライブハウスは煽りが大事なので。あと、ライブのMCとかでハプニングが起きたりしたときに対応できるアドリブ力をつけること! MCとかトークでトーンダウンしちゃわないようにしなきゃなって……」。

平瀬「私もMCなんですけど、最後の感想をうまくまとめることです。本当にヘタなんですよ(泣)。ある程度何を言うか考えてはいるけど、テンションが上がってるから全部飛んじゃうんです。だから、文章を考えておかなくても、その場で気持ちをちゃんといい日本語でうまく伝えられるようにしたい。あみぽんがすごく上手いんですよ」。

椎名「上手いよね。自分が伝えたかったけどうまく伝えられなかったモヤモヤを、全部言ってくれる」。

内山「それほどでも(照)」。

平瀬「私は日記みたいになっちゃうんです。『今日は〇〇しました』、『とても楽しかったです』みたいな(笑)。あと、ライブ中に疲れてくると笑顔を保てなくなっちゃうので、そこも気をつけたい」。

――では、頼れるリーダー・あみぽん、どうぞ!

内山「ハードル上げないでください(笑)。私は、もっともっとキラキラした人になりたい。座右の銘が『毎日笑顔』なんです。ツアー中はもちろんずっとワクワクキラキラしていたいし、ツアーが終わってもそのキラキラを持続させられたらなって。CLUB CITTA’が終わって燃え尽きて寂しくなるんじゃなくて、終わったあとも『楽しかったな〜』とか『幸せだったな〜』とか、“タコ感”いっぱいで埋め尽くせるようにしたいです」。

――“タコ感”……?

内山「気づいてくれましたね!」。

高井「ロジャポでは、多幸感のことを“タコ感”って言ってるんですよ」。

内山「前回のLIQUIDROOMのライブの感想で『今日は多幸感がすごくて』って言ったら、みぃが『何それ?』ってなって……」。

平瀬「『“タコ感”って何? え? タコ?』ってなりました(笑)」。

内藤「それからロッカジャポニカの辞書に『多幸感=タコ感』って登録されたんです」。

内山「ライブが終わったあと、みんなの頭のまわりにタコが出てきたらいいな」。

平瀬「熱いとゆでダコになっちゃうね」。

――では、今回のツアー、そして“武者修行”も終えたもっとその先、自分やロッカジャポニカがどんなアイドルになっていたいかを教えてください。

高井「私の憧れは、やっぱりももクロ(ももいろクローバーZ)さん。最初から最後まで、とにかくいつどんなときもライブが楽しいんです。個人としてもロジャポとしても、そんな魅力を出せたらいいなって……」。

内藤「ロジャポは個性的な曲が多くて、『これがロッカジャポニカの音楽だ!』ってなる曲ばっかりなので、アイドル好きじゃないいろんな人にも音楽を聴いてもらえるようなグループになりたいです。名前に『ジャポニカ』ってついてるくらいだから、日本を背負って、日本だけにとどまらず世界に進出する!」。

内山「スケールがでかいね(笑)。私も、本当に知らない人がいないようなグループだったり、人間になりたいです。ほんのちょっとでもいいから、みんなの人生に入り込めるような。『お邪魔します♪』って(笑)」。

平瀬「見てるみんなが楽しんでくれて、笑顔になれるようなアイドルになりたい。自分が何かやることでたくさんの人が笑顔になれるって、すごくステキじゃないですか!」。

椎名「私、学校の授業とかでも全然手とか挙げられない人で、目立つタイプの人間じゃないんです。でも唯一、自分が目立っていろんな人に注目される場所がライブ。だから、私がアイドルをやることで、そういう引っ込み思案なタイプの子でも自分から何かを伝えられるんだっていうことを証明したい」。

――アイドルをやるようになって、やっぱり変わった?

椎名「変わりました。昔よりも人と話せるようになったり、クラス替えしたときでも堂々と自己紹介できるようになったり……。『人は変われるんだ』っていうことを、たくさんの人に伝えられたらいいなって思います」。

――同じような子に勇気を与えたいっていうことだね。

内藤「めっちゃいい話だ(泣)」。
 
 

 
 

ロッカジャポニカ

 
スターダストプロモーションが送り出す特殊部隊こと3B juniorから飛び出した、内山あみ・内藤るな・椎名るか・高井千帆・平瀬美里からなる5人組ユニット。ロッカジャポニカ(ROCK A JAPONICA)の名前には、“日本をROCKする(揺り動かす、刺激する、感動させる)”との意味が込められている。2016年1月27日にシングル「ワールドピース」でメジャーデビュー。2017年1月より“武者修行”という形で、3B juniorから一時的に離れロッカジャポニカ単独での活動に専念している。
 
【CHECK IT】
6月18日(日)に全国ライブハウスツアー「4th TOUR 〜Revenge for 1000〜」のファイナル公演(川崎CLUB CITTA’)を開催。また、ツアー会場限定シングル「タンバリン、凛々」も発売中。7月14日(金)「GIRLS FACTORY NEXT 17」(Zepp Tokyo)に出演。ラジオ番組「目指せてっぺん!しゃべろっか ジャポニカ!」(FM NACK5/日曜19:45~「カメレオンパーティー」内)に出演中。

詳しい情報はロッカジャポニカ 公式サイトへ
 


 
 

 

内山あみ(うちやま・あみ)

生年月日:2000年1月17日(17歳)
出身地:神奈川県
血液型:A型
 
 

 

椎名るか(しいな・るか)

生年月日:2001年7月28日(15歳)
出身地:北海道
血液型:不明
 
 

 

高井千帆(たかい・ちほ)

生年月日:2001年11月20日(15歳)
出身地:東京都
血液型:不明
 
 

 

内藤るな(ないとう・るな)

生年月日:2000年12月23日(16歳)
出身地:東京都
血液型:O型
 
 

 

平瀬美里(ひらせ・みさと)

生年月日:2002年8月6日(14歳)
出身地:千葉県
血液型:AB型
 
 

ツアー会場限定シングル「タンバリン、凛々」のMVはこちら!

 
 
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