ももっと、高城れに(ももいろクローバーZ)①
PHOTO=堀内亮 STYLING=寄森久美子
HAIR&MAKE=谷川一志(Kind) INTERVIEW=小島和宏
『24歳で結婚したい』
それってもう来年……
高城れに(たかぎ・れに)
生年月日:1993年6月21日(23歳)
出身地:神奈川県
血液型:O型
【CHECK IT】
スターダストプロモーション所属の女性グループ。高城れには紫担当。2012年には念願の紅白歌合戦に出場。2014年3月には今はなき国立競技場でのライブを敢行。歴史を刻み続けるグループとして現在進行形で活動中。8月13日(土)、14日(日)には日産スタジアムで「桃神祭 2016 ~鬼ヶ島~」が開催される。
詳しい情報はももいろクローバーZオフィシャルサイト
もっと、23歳!
――6月21日で23歳になりました。芸能界に入らず、進学をしていたら、大学を卒業して働きだす歳ですよね?
「そうなんですよ。いままではね、地元の友達が学校終わりで集まったりしていたから、都合があうときには、私も参加していたんだけど、みんな就職して、地元を離れていっちゃったから、そういうこともなくなっちゃって」。
――なるほど。そういう意味では別れのタイミングなんですね。
「もう年に1回ぐらいしか会えなくなるねって話になって、今年の春に友達と『がんばろう会』をやったんですよ。みんなが地元を離れる前に、花見をしながら。なんかね、自分のことだけ考えていたら23歳って実感が沸かないけど、小さいころから一緒だった友達に囲まれていると『あぁ、本当に23歳なんだ!』って」。
――ももクロのメンバーはみんな年下だし、なかなか同い歳の人たちと一緒になることってないですからね。
「芸能界って、特にそうじゃないですか? それこそ赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年齢の人たちが働いている世界だから、なんかね、もう自分の年齢がよくわからなくなっちゃうのよ(苦笑)」。
もっと、結婚観?
――23歳だと同級生の中には、もう結婚している方もいるのでは?
「いる! めっちゃいる! 子供もいたりする友達もいるし、なんか、そういう友達の姿を見ていると、私もこの世界に入っていなかったら、ひょっとして……って考えると、もうさ、恐ろしいよ(苦笑)」。
――恐ろしくはないですよ(笑)。そういう年齢になったってことですから。
「中学生のころは若いママに憧れていて『24歳で結婚したい』って言っていたんですけど、それってもう来年でしょ? ダメじゃん、もう(笑)」。
――1年もありますよ。いや、24歳が終わるまでと考えたら2年ある。
「いや、それしかないからダメなの。出会ってすぐに結婚とか、絶対にダメだから、私」。
――意外と慎重なんですね。
「それにね、私、他人と3日以上、同じ空間にいることがムリだから。結婚して一生、一緒に住むなんて、ちょっと考えられない。まぁ、そういう考え方が変わらない限り、結婚なんてできないよね、私。アハハハ」。
もっと、乾杯!
――そういえば「あーりんが成人するまではお酒を飲まない」と、20歳を超えても乾杯を封印してきましたけど……。
「あーりんのお誕生日イベントのあとに、一緒に乾杯しました!」。
――ついに解禁ですね。
「ただね、あの日のイベントって午前中からだったでしょ? 私、もう究極にお腹が空いちゃってて、とりあえず食べなきゃ!って、すごく食べたのよ、ごはんを。そうしたら、お腹がいっぱいになっちゃって、お酒って、お腹がいっぱいになると、そんなに飲めないものなんだね。うん、ほとんど飲めなかった(苦笑)」。
――最近、ブログで山盛りのまぐろ丼を完食した写真をアップして話題になりましたけど、以前はそんなに食べませんでしたよね?
「ひとりのお仕事が増えたから、家に帰ってから食事をする機会も増えたんだけど、ウチのパパとママがすごく食べるの! それに影響されて食べるようになったのかも。でも、私は食べ物がなかったら、別に食べなくても全然、平気なんだけど、パパとママはなにか食べるものが常にないとダメな人だから(苦笑)。影響されないようにしないとね。時間があったらジムにも通いたい。痩せたいとかじゃなくて、筋肉をつけたいの。やっぱり『桃神祭』に向けて、体力つけたいじゃん!」。
もっと、推され隊!
――桃神祭の話は次回、たっぷりと伺います。さて、有安さんのソロコンサートがありましたが、推され隊の盟友としてはどうですか?
「有安さんのことはすっごく気になるのよ、やっぱり。ソロコンもね、自分のやり方とは全然、違うけど、有安は有安のやり方ですごくイキイキとして準備をしていたから、なんか安心した」。
――いろいろな意味で正反対ですよね。
「そうだね。それがひとりでやると、すごくわかるっていうか、本当に性格でるなって。私は基本、ひらめきでやっちゃうから、周りの人に支えてもらう感じじゃないですか?」。
――高城さんが「こんな感じ」というイメージを伝えて、スタッフの方々がそれを具体的な形にしていく、という流れですよね。普通、そういうケースのほうが多いと思いますけど。
「でも、有安の場合、自分で『こういうことをやりたい』というプランをひとりで練って、練って、練って、その上でいろんなスタッフさんと会議をして形にしていっている。だからね、周りの人たちと一緒に作っている感じがすごくして、あぁ、私とは全然、やり方が違うんだなって」。
――そうやって個性がハッキリしてくると、久しぶりに推され隊のステージを見てみたくなりました。
「それは私たちも考えていて『推され隊の新しい曲が欲しいよね』って話していたんですけど、有安が意味わからないことを言い出して……」。
――なんですか?
「有安がね『私が作曲するから、れにが作詞してよ!』って。はぁ? バカだと思いません、有安さん。私に作詞なんかできるわけないじゃん(苦笑)」。
――いやいや、それこそひらめきの世界ですよ。
「うーん……ちょっとね、有安さんがハードルを上げすぎるから、ついていけるかどうか不安なんだけど、新しい曲は本当に欲しいんですよ。ほら、最近『山形』(高城れにと佐々木彩夏のユニット)のほうに持っていかれがちだからさ、推され隊としては、これはイカン!と思ってる(笑)」。