五戸美樹の「生まれ変わったら鈴木愛理さんになりたい」―チャオベラ秋ツアーファイナル＠品川インターシティホール―
―チャオベラ秋ツアーファイナル―
HUSTLE PRESSでハロプロ関連のライブレポートを書いております、フリーアナウンサーの五戸美樹(ごのへみき)です。
今年8月、THEポッシボー時代から数えて結成10周年を迎えたチャオ ベッラ チンクエッティ（以下、チャオベラ）。ニューアルバムをひっさげ、9月から行っていた秋ツアーがファイナルを迎えました。今回は10周年を記念し、生バンドでのライブが復活。ファイナルでも昼公演が通常バージョン、夜公演が生バンドバージョンと２パターン行われました。バンドメンバーはおなじみガールズロックバンド「Draft King」（ドラフトキング。ステレオポニーの後継バンド）。
ということで今回は「チャオ ベッラ チンクエッティ LIVEツアー2016 秋～Alive 4 U !!!!～FINAL」＠品川インターシティホール 夜公演 のライブレポートです！
―これぞチャオベラ！生バンド！―
木の壁に囲まれた楕円形のホールに、ドラム・ギター・ベースが響く…まさに“なんかすんごい事”が起きそうな熱気の中、ポロシャツにシルバーのミニスカートでチャオベラが登場！海外の学生服風でお茶目でキュート！バンドメンバーも同じポロシャツです。
そうして１曲目『なんかすんごい事もできそーだぞーう！』！曲中に自由に「調子はどう？」「任せとけ！」「かましてくぞお前らー」と言いながらジャンプジャンプ！続いて、点滅する照明の中、『乙女！Be Ambitious！』。歌がかき消されるくらいの“ロビン！”と叫ぶコール。
これ！これです！生バンドのポッシが帰ってきました！“生感”を最大限に利用した、自由で楽しいキラキラした空間。今でこそ生バンドでライブをするアイドルもよく見かけるようになりましたが、ポッシボー時代は大きな武器で、魅力でした。移籍後も、アコースティックの生バンド等ありましたが、ダンスに力を入れる時期があり、磨きがかかり、それを経て再びロックの生バンドと融合したチャオベラは、最強なんじゃないかと、1曲目から思わせてくれました。
―高揚！興奮！生バンド！―
最初のMCでは、橋本愛奈ちゃん（以下、はしもん）が「ストレス溜まってますか！？そのストレス発散してー！！」、後藤夕貴ちゃん（以下、ごとぅー）は「品川ー！後ろ！前！全員！」とファイナルにして初めてのあおりをし、諸塚香奈実ちゃん（もろりん）は「気合いを入れるために、（客席「おぉ！？」）、自分で前髪を切りました！（「おお！！」）」これには思っている以上の歓声が上がったようで、ご本人もびっくり。客席もどこか、不思議な高揚感に溢れていました。
岡田ロビン翔子ちゃん（以下、ロビン）から「Draft King」の紹介と、「ギターのMAOさんは酔っ払うと声が大きくなる」というエピソードが語られ、続いての曲へ。
『一期一会』はオケの音と合わせながらの生バンド。大きく踊らず、まっすぐ前を見て歌う『一期一会』は、いつも以上に「これから この道を わたしは歩いてく」のメッセージ性が強く表現されていました。
そのまま『なんじゃこりゃ?!』！ロビンちゃんの「みんな好きに踊っちゃって〜！」に応えて、楽しそうにリズムに合わせて揺れる客席。2階から見ていたんですが、皆さんとても良い顔をして揺れていて、なんだか愛らしかったです。女子率の高さも誇らしい。
『恋がダンシン！』は最高にハッピーな空間で、ロビンちゃんが思わずごとぅーに「大好きだよ！」と告白！「言わされたよ〜」と曲中に自由に話しながらも、最後のポーズはピタッと決まります。
―はしもんソロライブ―
暗転し、ステージにははしもん一人が残ります。ここで、ソロの『二子玉川』！遠くを見つめて、さみしそうな顔して、切ない歌声を響かせる…。セクシーな歌姫が、この曲では儚く見えて、守ってあげたくなります。
そしてはしもん一人MC。「急におっさんみたいな声出しちゃった」と言って水を飲みながら「この前、砂利食ってるみたいな声って言われた」と、あの歌を歌っていた人と同じ人なのか疑いたくなるようなMC。もちろんこのギャップが良いんです。
ツアー中ずっと気になっていた事として「ライブの後のチェキ会で、自分は端っこだからか、ファンの方と目が合わない」と言うと客席から「好きすぎて見られない」と回答が。これにはすかさず「好きすぎる人多すぎるでしょ！」とツッコミ（ぜひ今後ははしもんの目を見てあげてください（笑））。
「2017年もライブがやりたい。ツアーをするとして、ライブの前日か翌日に、私一人で何かできないかな？ソロ活動って意味じゃないよ。チャオベラのライブのついでに」と夢を語ってくれました。（個人的にははしもんのソロ活動、見てみたいですけども）ひとまず来年のことを語ってくれてひと安心です。
そしてはしもんはもう1曲ソロで『Dream More Dreams!』。MAOさんはアコースティックギターに持ち替え、はしもんは吐息交じりの伸びのある声で、心地よい歌を聴かせてくれます。この2曲はすでに“はしもんソロライブ”になっていました。「誇るべき わが道」に見とれちゃいます。そう、誇ってほしいんです、ご自身を。チャオベラを。
―みんな違ってみんな良いソロ―
再び4人のステージになると、それぞれ“もろ旗”こと「もろりんFlag」（星条旗を模した、星の部分がもろりんの“も”になっている小さな旗のグッズ）を持ち、SHIHOさんのドラムのリズムに合わせてもろりんが「もっと上げて、もっと下げて」と会場を導きます。曲はもちろん『キャモン！～主役は私だ！ （お前もな！）』！武蔵大学応援団の4人も登場し、学ラン姿で大きなもろ旗を振ってくれました（なぜか一人ご年配の方だったのはご愛嬌。ほぼぶっつけ本番だったらしく、客席からOマネージャーが指導しているのも面白かった）。
続いてはロビンちゃんソロの『Pi-Kan♡Sweet Emotion!』！歌いながらファン一人一人を見つめてあおる、あおる！これは悩殺されてしまいます！ホールの中がピーカンに晴れ渡りました。さらに、ごとぅーのソロ曲『Lovely! Lovely!』へ。愛らしい乙女がとびきり可愛く、黄色いペンライトで染まった客席にハートを振りまきます。
4人それぞれが目立つセットリストに興奮。誰かがソロを歌う時、3人がバックダンサーになり、ソロの子が引き立つように歌い踊る姿に、チームワークと歴史を感じました。
―癒し曲からハイテンション曲へ―
スタンドマイクが現れ、全員で『Family〜旅立ちの朝〜』。オケに生ギターが合わさり、「旅立ちの この朝に また新しい愛をもらった」と、深い愛情がこもった癒しの歌を届けてくれました。
続いてのMCではロビンちゃんが「はしもん、ソロ活動するの？」とツッコミを入れ、違うと否定されながらも「はしもんのソロライブ、最前列で見たい」なぜなら「ナイスバディを近くで見たい」…。これにはすかさず「体目当てかーい！」と総ツッコミ。
ここから後半戦！『ハイパー！！ハピネス！！』は「絶対！」で力強く鳴るドラムの音がカッコ良く、メンバーは自由にステージを動き回り、ごとぅーは見たことないようなハイテンションで叫ぶ、叫ぶ！
―怒涛の後半戦―
「想いは… 二度と消えない ファイヤーボール！」で最高潮の『永遠ファイヤーボール！』！メンバーも客席もタオルをグルグル回します！真っ赤な照明になったと思ったら、『Do Me! Do!』を妖艶なダンスでとびきりセクシーに。
激しいギター音から『人生はパーリィー！だぁー！』！バンドメンバーもキレッキレで、ベースのNOHANAさんもメンバーと絡み、MAOさんはドラムの前で片足立てながらギターをかき鳴らす！『希望と青春のヒカリ』は「ピカッ！ピカッ！」と歌いながら、光るボールを回します。客席もちゃんとボールを持ってきている方がたくさんいて、星空のようにキラキラしていました。
そのまま「チュッ！チュッ！」「Thank You! Dearest!」で『桜色のロマンチック』！ピンクの光の中、ロビンちゃんが「みんなともっと一緒にいたいのー！」と叫び、「今日も いつも 本当にありがとう！」心からの感謝を込めて歌われました。
ラストは『愛しさを束ねて』。優しいバンドの演奏に合わせ、丁寧に、愛を込めて「LaLaLa」。綺麗な歌。愛しい愛しい大好きな人たち。たくさんの愛に包まれて、一旦終演となりました。
―マネキンチャレンジ！―
アンコールはライブTシャツに着替えて再登場。ツアーを振り返り、「最近世界的に流行している“マネキンチャレンジ”を一番最初にやったのはチャオベラ。この秋ツアーの水戸公演。ヒラリーさん、見に来ていたのかも。私たちいつも先取りしすぎる。ここでもう一度一緒にやろう」と盛り上がりました。
「マネキンチャレンジ スタート！」の掛け声と同時に『なんかすんごい事もできそーだぞーう！』の演奏が始まり、“パンパンパン”の手拍子の後、演奏も動きもピタッと止まります！シーンとした無音の中、バンドも客席も関係者もピタッと静止！…30秒、40秒…もろりんは片足あげてバンザイをしてプルプル、ごとぅーは片足あげて膝を曲げてプルプル…！約50秒間のマネキンチャレンジは見事大成功（チャオベラのYouTubeチャンネルにアップされているのでぜひご覧ください）。
「燃え尽きてー！」の掛け声で最後に『全力バンザーイ！My Glory！』！本当に今日一番の声で、メンバーも客席も、みんなでバンザイ＆ジャンプ！武蔵大学応援団の4人も再登場し、バンザイ＆ジャンプ！
「来年も面白い事しよう！」と挨拶。会場にはいつまでも“チャオベラコール”が響きました。
―所感―
やっぱりチャオベラの生バンドライブは最高です。ホールは熱いライブハウスと化し、高揚感と多幸感が降り注ぎました。ポッシボー時代を思い出して感慨深くなり、ずっと応援していて良かった、ずっと続けてくれてありがとう、という思いでいっぱいになります。新しいファンの方も楽しんでもらえたはず。
驚くべきは、昼公演でMC無しのノンストップライブをした後だということ。体力勝負のツアーでした。また、バンドメンバーも全員女性で、同じ女性として誇らしく思いました。
来年の予定があまり発表されないなぁと少しだけ不安に思っていたところもありましたが、2017年も楽しい事をしようと明言してくれてひと安心。この2016年は4人体制が固まって、10周年を通過点にしてくれました。2017年も鮮やかに駆け抜けてくれることを期待しています！
■「チャオベラ単独ライブ～２０１６総決算！ザ・リクエッティ！～」
【日程】2016年12月29日（木）
【時間】＜一部＞13:30開場 14:00開演/＜二部＞16:30開場 17:00開演
【会場】樟葉シャイングホール
【料金】オールスタンディング 前売り3,000円/当日3500円（税込）
※リクエスト受付中。チャオベラの曲はもちろん、それ以外の曲もOK。#リクエッティ とハッシュタグをつけてつぶやいてください。
■「チャオベッラチンクエッティ2016～17カウントダウンライブ～今年はチャオベラキングですっ～」（バンド：Draft King）
【日程】2016年12月31日(土)
【時間】開場22:00/開演23:00
【会場】秋葉原CLUB GOODMAN http://clubgoodman.com/access.html
【料金】前売り4,000円 当日4,500円(税込)
詳しくは公式サイトへ
2016年12月4日 「チャオ ベッラ チンクエッティ LIVEツアー2016 秋～Alive 4 U !!!!～FINAL」＠品川インターシティホール 夜公演
（バンド：Draft King）
M1 なんかすんごい事もできそーだぞーう！
M2 乙女！Be Ambitious！
［MC①］
M3 一期一会
M4 なんじゃこりゃ?!
M5 恋がダンシン！
M6 二子玉川／橋本愛奈
［MC②］
M7 Dream More Dreams! ／橋本愛奈
M8 キャモン！～主役は私だ！ （お前もな！）／諸塚香奈実
M9 Pi-Kan♡Sweet Emotion! ／岡田ロビン翔子
M10 Lovely! Lovely! ／後藤夕貴
M11 Family〜旅立ちの朝〜
［MC③］
M12 ハイパー！！ハピネス！！
M13 永遠ファイヤーボール！
M14 Do Me! Do!
M15 人生はパーリィー！だぁー！
M16 希望と青春のヒカリ
M17 桜色のロマンチック
M18 愛しさを束ねて
＜アンコール＞
EN 全力バンザーイ！My Glory！
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五戸美樹（ごのへ・みき）
生年月日：1986年4月9日
出身地：埼玉県
血液型：A型
【CHECK IT】
お茶の水女子大学文教育学部を卒業後、2009年にニッポン放送入社。アナウンサーとして「垣花正あなたとハッピー」中継レポーターや、ショウアップナイターなどの番組を担当し、2015年11月退職。2015年12月からエイベックス・マネジメント（株）に所属し、フリーアナウンサーとして活躍中。趣味はアイドル観賞（特にハロプロ）、野球・競馬観戦。特技はマラソン。
五戸美樹出演の「エクストリームBeauty」がTOKYO MXで16:30～17:00放送。スカパー！プレミアムサービス547ch・YouTube・ニコ生・AbemaTV FRESH!で16:30～17:30配信（17時までMXと同内容）。 https://goo.gl/qLRAD9いずれも毎週月曜日～水曜日。MC：伊倉愛美。
詳しくは五戸美樹オフィシャルサイト
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