FRESH ACTRESS 佳島みさ

FRESH ACTRESS 佳島みさ

PHOTO=城方雅孝 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「シーブリーズ」オーディションから
広瀬すずと共演のCMでデビュー

 
 

――「シーブリーズ」のCMが流れ出してから、変わったことはありますか?

「授業中に友だちに『みさ、集中!』って、CMのなかの言葉を言われるようになりました(笑)」。

――自分で初めてテレビでCMを観たときは、どんな気持ちに?

「『私がテレビのなかにいる!!』って、すごく不思議な気持ちになりました。一緒に観ていたお母さんも『アーッ!』って感じで驚いていました。今でも流れるとハッとします」。

――鹿児島に住んでいるそうですが、どんな環境のところで育ったんですか?

「生まれたのはすごく田舎のほうで、そこからすぐ、都会とまではいかないんですけど、県内の栄えているところに引っ越しました」。

――日曜日とかに遊びに行くのはどんなところ?

「観覧車とか映画館とか、いろいろ入っているショッピングモールがあるんです。そこに遊びに行きます」。


――ずっとダンスをやってるんですよね?

「幼稚園の年長からやってます。友だちに誘われてダンスクラブに入って、今も週に4日か5日かはレッスンに通っています」。

――自分から踊りたいと?

「お母さんが言うには、音楽が鳴ってると踊ってる子だったらしいです。私は記憶にないんですけど、自分で『踊りたい』というのがあったんだと思います」。

――今でも音楽が流れると踊るんですか?

「テレビとかでノリノリの曲が流れてくると、思わず踊っちゃいます(笑)」。

――あと、ドラムもやっているとか。

「音楽が好きで何か楽器をやりたいと思って、最初はピアノを習っていたんです。ピアノはきれいな感じですけど、カッコイイ楽器に挑戦したいと思って、ドラムを始めました」。

――中学生くらいでドラムに行く女の子は珍しいですよね。何かきっかけが?

「テレビで女性のドラマーの方が映ると、『カッコイイなー』と思ったんです。家には電子ドラムがありますけど、まだ人前で叩いたことはありません」。

――音楽はどんな曲を聴いているんですか?

「今はK-POPにすごくハマってます。お姉ちゃんも好きなので、一緒に聴いたり話したりしていて、TWICEがすごく好きです。日本人メンバーが3人いて親近感もあるし、みんなスタイルが良くて憧れでもあります」。

――学校では、みささんは活発なタイプ?

「そうですね。運動も好きなので、体育祭ではリレーに出たりもします。1年生のときは学級副委員長をやってました」。


――じゃあ、CMに出るようになっても意外に思われる感じでもなく?

「私はすごく元気というか、ドッジボールをしたりして外で遊ぶのが好きなんです。『シーブリーズ』のCMはどちらかというと周りに背中を押される役だから、『すごく違う』みたいなことは言われます(笑)」。

――「シーブリーズ」のオーディションはお姉さんが応募したそうですが、自分でも芸能界に興味はありました?

「ありました。学校の文化祭で主役をやったときに『いいなー』と思って……。関西から引っ越してきた関西弁の女の子の役で、最初はただやってみたい感じだったんですけど、お芝居をするのが楽しかったです」。

――初めてのオーディションということで、やっぱり緊張しました?

「すごくしました。『全然緊張しているように見えない』と言われて、表には出ないんですけど、心のなかでずっと『ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ……』となってました。でも、ダンスは楽しくできました」。

――CM撮影の前も眠れなかったり?

「それはなかったです(笑)。お姉ちゃんに協力してもらって、練習してました」。

――現場に行って、初めて知ったこともありました?

「最初は1ヵ所から撮るのかと思ってたら、いろいろな方向から撮って何回もやるんだというのがわかりました。違う角度から撮っても、同じことをしないといけないのが大変でした」。


 
 

恋バナをしたり携帯小説を読んでいるので
好きな人を見てしまう気持ちはわかります

 
 

――CMのなかのみささんは先輩に恋している役ですけど、気持ちはわかりました?

「わかります。学校でも友だちと恋バナをしているし、携帯小説もすごく好きなので」。

――そういう小説とかを読んでいて、キュンとなるシーンもあります?

「ベタなのが好きです。本当にベタすぎますけど、壁ドンとか(笑)。ドS系の男の子が出てくるといいですね。映画だと『オオカミ少女と黒王子』とかが好きです」。

――現実でもドS系の男の子に惹かれそう?

「現実ではたぶんクラスのムードメーカーとか、そういうタイプが好きかもしれません」。

――CMでは、つい先輩に目が行ってしまってます。

「私は今までそんなに経験ないですけど、それはすごくわかります」。

――WEBドラマの「チェンジストーリー」では、よりいろいろなシーンがありますが、特に印象に残っているのは?

「やっぱり最後の告白シーンです。先輩役の北村(匠海)さんと身長差がすごくあって、目線が合わなくて大変でした(笑)」。


――撮る前は集中して気持ちを作ったり?

「目をつぶって、次のシーンの台詞を頭のなかで何度も繰り返していました」。

――学校の納涼祭で浴衣デートをするところでは、先輩の甚平の袖を引っ張るシーンもありました。

「もう、すごく緊張しました。テレビのなかで観ていた人とそういうシチュエーションがあったり、『好きです』と言ったりするのが、本当に恥ずかしかったです。あとで自分で観ても『ここは緊張してる』とわかるシーンがたくさんありました」。

――実際の初デートでも緊張はあるでしょうし、初々しさがいい感じで出ていたと思います。みささん自身は浴衣を着て夏祭りに行ったりはするんですか?

「浴衣は小さい頃は着てましたけど、大きくなってからはないですね。でも今年、高1のお姉ちゃんが着て、すごくかわいかったので『あっ、いいなー』と思いました。お姉ちゃん、大好きなんです(笑)」。

――夏のデートで憧れのシチュエーションとか、あります?

「手をパッと取って走ってほしいです(笑)」。

――やっぱりベタな感じで(笑)。CMやWEBドラマの撮影で、広瀬すずさんとは話したんですか?

「緊張していて、あまり話せなかったんですけど、私がガチガチになっているときに『大丈夫?』と話し掛けてくれて、緊張がほぐれました」。

――すずさんのドラマや映画も観てました?

「『学校のカイダン』を観ていると、カッコよくもあるし、かわいくもあるので、すごい方だと思ってました。お会いしたら、すごく顔が小さくて本当にキュッとしていて、『女優さんはすごいな』と感じました」。

――みささんもそうだと思いますけど……。おでこは昔から出しているんですか?

「ダンスをやっていたこともあるので昔からです。でも、広瀬さんに『すごくきれいなおでこだね』と言われたので、これは自分のチャームポイントだと思いました(笑)」。

――さっき身長の話が出ましたが、今の151㎝からもっと伸ばしたい感じ?

「そうですね。小6の頃に牛乳をたくさん飲んだ時期があったんですけど、背は伸びなくて、骨が太くなっちゃいました(笑)」。


――自分でわかったんですか?

「わかりました。小5の運動会のときの自分の写真を見ると、ヒョロヒョロなんですよ。それと比べると、中1のときの写真はゴツく見えました(笑)」。

――今も伸びてはいて?

「伸びてます。1月から3㎝くらい伸びました。160㎝は欲しいです」。

――伸ばすために何かしていたりも?

「寝る前にジャンプをしてます。回数は決めてなくて、疲れるまで(笑)」。

――仕事で東京に来ることも増えたかと思いますが、やっぱり鹿児島とは違います?

「違います。鹿児島では田舎と都会の差が場所によってありますけど、東京はどこに行っても都会というか、鹿児島の都会が東京の田舎という感じ? 渋谷の交差点は鹿児島と比べものにならないくらい人が多くて、ビックリしました」。

――東京の満員電車にも乗りました?

「はい。鹿児島の電車は全然混んでないし、友だちと遊びに行くときはいつもバスなんです。東京の満員電車も一度は体験してみたかったんですけど、乗ってみて『もう、いいな……』と思いました(笑)」。

――CMデビューしたばかりのみささんですが、今は将来もこの世界でやっていきたい気持ちですか?

「はい。もともとはモデルさんかファッション関係の仕事に就きたいと思っていたんですけど、今は皆さんに憧れていただけるような存在になっていきたいです」。

――ドラマとかでやりたい役はあります?

「天然な女の子の役がいいです(笑)。つい最近観た『兄に愛されすぎて困ってます』で、土屋太鳳さんが演じているような役がいいなーと思いました」。

――そして、長期的には……。

「演技派女優になりたいです!」。


 
 


 
 

佳島みさ(かしま・みさ)

生年月日:2003年7月3日(14歳)
出身地:鹿児島県
血液型:0型

 
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2016年12月から開催された「シーブリーズ シンデレラオーディション」で9598名の中高生から「青春のシンデレラ」に選ばれ、2017年5月から放送の資生堂のCM「シーブリーズ デオ&ウォーター 恋のせい篇」でデビュー。

詳しい情報は公式HP
 
「シーブリーズ」CMはこちら。
http://www.seabreezeweb.com/cm/
 
 

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