けやき坂46 かけのぼるまでまてない! 齊藤京子
PHOTO=堀内亮 STYLING=松島美紀(MARU)
HAIR&MAKE=横山藍(kind) TEXT=斉藤貴志
キラキラどっち?
今回のターゲット
齊藤京子
ラーメン大好き京子さん。「欅って、書けない?」のキャラ解説企画では、低い声も話題になりました。そんな彼女のキラキラぶりは……?
――“キラキラ”と聞くと、まず何が思い浮かびますか?
「撮影中のひらがなけやきの輝いている姿、ですかね? みんな、いつもよりキラキラしていると思います」。
――なるほど。京子さんのことだから、何かのラーメンの背脂が……みたいな話が出てくるかと思いました(笑)。
「あっ、背脂とかいいですね! やっぱりラーメンにします(笑)。塩ラーメンが一番透明感がありますね。なかでもAFURI! 私の携帯のラーメンフォルダにある写真でも、AFURIが一番輝いてます」。
――「欅って、書けない?」で披露した「ラーメンBEST3」でも、AFURIの柚子醤油らーめんを1位にしてましたね。あの放送、反響ありました?
「かなりヘンな、抜けてるキャラみたいになっていて(笑)、いろいろ言われました」。
――元祖ニュータンタンメンのニンニクの話は結局、何が言いたかったんですか(笑)?
「あんなにニンニクが入っているとは思わなかったんですよ。友だちから『ほぼニンニクラーメンというくらいだよ』と言われていたんですけど、1人で行ったら、『あっ、こんなに入ってるんだ!』と驚きでした」。
――でも、食べたんですよね? ニンニクも。
「はい。食べ終わったあとにも『こんなに入っていたんだ!』って、2回ビックリしました。お店を出て歩いた瞬間、また驚いたんです。『あっ、ニンニク食べちゃった!』って」。
――えーっと、それは胃に来て実感した、とかいうこと?
「そんな感じです。『やっちゃったな……』みたいな。辛いものは好きですけど、ニンニクは食べないようにしているんです。味はおいしくても、家に帰ると家族に迷惑をかけるし、次の日も大変なことになるので」。
――匂い的なところで?
「そうですね。あと、お腹も痛くなる気がするので。……ということを『けやかけ』でも言いたかったんです。細かく説明したら、こんな感じになりますけど、本当にビックリしました(笑)」。
――では、今までのキラキラした思い出というと?
「やっぱり高校時代です。2・3年生の頃が一番キラキラしていました。1年生のときは先輩しかいないし、学校のこともまだよくわからないから緊張感がありましたけど、2年生になってからは、かなりハッチャケましたね。友だちとワイワイして、部活にも入ってなくて自由だったので」。
――JKライフを満喫?
「はい。JKっぽいことをしてました。学校が終わったら即、遊園地に行ったこともあります」。
――制服のままで。
「はい。あと、プリクラ撮って、カラオケ行って、ファミレス……みたいなJKコースをやってました。いろいろな友だちと。思い出すとニヤニヤしちゃいます(笑)。制服着ていると、無敵感がありましたね。JKだから許される、という」。
――じゃあ、自分自身が一番キラキラしていたのも、その頃?
「今はこんなヘンなキャラなので(笑)、キラキラしていたというと、高校生の頃にカラオケで歌っていたときかな? 私、ずっと歌手になりたくて、その頃もヴォーカルスクールで習っていたんです。結構、本格的に。カラオケに行っても、『三日月』とか『未来予想図』とか、しっとりした曲ばかり本気で歌って自己マンしてました」。
――いわゆる実力派シンガーの曲で……。友だちには『すごい!』とか言われていたでしょうね。
「言われたこともありました。まだけやき坂に入る前の頃で、カラオケぐらいしか人前で歌える場面がなくて。歌っているときの自分は一番キラキラしてました」。
――京子さんは山口百恵さんや中森明菜さんが好きなんですよね? そういう曲も、同級生とのカラオケで歌ったんですか?
「はい。昭和の歌だから、最初は『笑わないでね』みたいなことを言ってたら、友だちも山口百恵さんや中森明菜さんの曲を『いいね』と誉めてくれました」。
――京子さん自身が百恵さんや明菜さんを知ったのは、ご両親の影響?
「いや、音楽番組を観ていて、昔の映像で『この人、誰?』と思ったんです。私も声が低いので、『この人みたいになりたい!』と思って。そしたら父がCDを持っていて、デビューシングルから聴きました」。
――確かに、今の女性歌手はハイトーンが主流ですね。
「声が高かったり、かわいい系が多いですよね。私は歌うことが大好きでひらがなけやきのオーディションを受けたので、その夢は今も変わりません。まだソロで歌を発信することはありませんけど、いつかはファンの方に聴いていただきたいです」。
――自分が見て「キラキラしてるな」と思った人はいますか?
「高山一実さんです! 大好きなんです。人としてもアイドルとしても完璧だし、キラキラしているなーと思います」。
――乃木坂46では、わりとバラエティ要員的なポジションですけど……。
「テレビで観ていてもキラキラしてると思いますし、実際にお会いして、すごい方だと感じました。まだちゃんとお話はしたことがなくて、握手会で一緒になったときに挨拶させていただいただけですけど、そのときもすごく輝いていて。後輩に気をつかってくださったり、素敵な方です」。
――そういう人間的な部分にも惹かれると。
「大まかに言ってしまうと、高山さんの人柄の良さも、ルックスもスタイルもすべてにおいて、キラキラでできた方だと思うんです。本当に好きです」。
――若月佑美さんも推しでしたっけ?
「はい。若月さんはカッコ良くて、クールなところが好きですね。顔もタイプです」。
――ひらがなけやきでキラキラしていると思うのは?
「佐々木久美かな? モデル体型でスタイルが抜群に良くて、めちゃめちゃかわいくて、身長も高いので。私がこの身長だから、憧れもあります。オーディションのときから、キラキラしてました」。
――「不協和音」の特典映像のペアPVを一緒に撮った高本彩花さんとは、「似てる」と言われてました。
「最初はブログの写真だけだったので、皆さんに『似てる』と言われて、私自身も『めっちゃ似てるな』と思ってました。ただ、もう見慣れたせいか、最近はあまり言われなくなって……。私は私、高本は高本、みたいな。だけど、一応まだ双子設定です(笑)」。
――気にはなっていた存在でした?
「みんな言う通り、顔がひらがなけやきで一番小さくて、スタイルもいいので、見ていて『うわー、いいなー』と思います」。
――性格は似ているんですか?
「意外と真逆です。私はポジティブ系で、高本はザ・ネガティブ(笑)。ペアPVの撮影中も、演技ができないか何かで、泣いてしまったときがあったんですね。で、私が励ましてました。今回のPVでは変わったことをやったので、あまりネガティブにならない私も、『大丈夫かな?』と不安になりましたけど……」。
――京子さんが今、キラキラするために大事だと思うことは?
「メイクの研究が一番大事だと思っています。基本を磨いていくしかないと、初心に戻って気づいて……」。
――「初心に戻って」と言うと……。
「私、メイクに目覚めるのは早かったんです。小学4年生の頃、ダンスを習っていたから、発表会でメイクしてもらっていたのを、ビューラーを買って自分でやるようになって……。高1からは毎日するようになりました。なので今、やり方を改めて考えているんです。髪の質とか髪形とかも全体的に工夫していて……。前髪は巻くか、ストレートか。サイドはどうするか……って」。
――その点で、何かを参考にしたりは?
「漢字欅さんの写真を見て、研究してます。『こういうふうにすると涙袋がプックリするのか』とか。特に守屋(茜)さんと志田(愛佳)さんを見てます。私のなかでは完璧な顔だと思うので。クール系の方に憧れます」。
――京子さんも外見はクール系というか、きれい系ですもんね。
「キャラはクールではないですけど(笑)。まあ、ブリブリする年ではないので。もうちょっと若ければツインテールとかもしたいですけど、受け入れてもらえるかな(笑)?」。
――まだ全然イケるでしょうけど、9月で20歳になるんですね。
「ケタの数字が変わります。テロップとかで“齊藤京子(19)”と出ているのが、(20)となるのが想像できません。(19)と(20)って、書き方が全然違うので」。
――メイク以外に課題にしていることはあります?
「私服も、最初はアイドルグループに入ったのでかわいい系を着ようと、フワフワしたワンピースとかを買ってたんです。でも、最近はみんな、個性が出てきたので、私も好きなものを着て、自分の個性を出したいと思うようになりました。ピンクとかではなくて(笑)」。
――握手会でのナースのコスプレは続けるんですか?
「あれは私なりの企画としてやらせていただきます(笑)」。
――さっき出たように、ゆくゆくは歌手としてキラキラされると思いますが、どんな歌手になることをイメージしてますか?
「歌手は夢なので、なれるなら何でも全然やります。かわいい系でも、カッコイイ系でも。皆さんにどういうのが合うか、決めていただきたいです」。
――普段聴いているのは、どんなアーティストですか?
「一番聴くのはback numberさんです。大好きなので」。
――失恋ソングが多いバンドですよね。
「恋愛ソングを聴くのが好きです。逆に、世のなかで恋愛ソング以外の歌って、ありましたっけ(笑)?」。
――応援ソングとか?
「あーっ……。私はそこまで落ち込まないので、応援ソングはあまり聴きません。必要なくはないですけど(笑)」。
齊藤京子(さいとう・きょうこ)
ニックネーム:きょんこ
生年月日:1997年9月5日(19歳)
出身地:東京都
血液型:A型
けやき坂46(ひらがなけやき)
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乃木坂46に続く“坂道シリーズ”第二弾として結成された欅坂46の新グループ。別称・ひらがなけやき。そのオリジナル曲「僕たちは付き合っている」が収録された欅坂46の4thシングル「不協和音」が発売中。Zeppツアーを敢行中。次回は5月31日(水)Zepp Nambaで開催。earth music&ecology KANKO Labelのビジュアルキャラクターに就任。冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京/日曜24:35~)が放送中。初のラジオレギュラー番組「欅坂46 こちら有楽町星空放送局」(ニッポン放送/金曜24:20~)がオンエアー中。
詳しい情報は欅坂46公式サイト