けやき坂46 かけのぼるまでまてない! 佐々木久美

けやき坂46 かけのぼるまでまてない! 佐々木久美

PHOTO=堀内亮 STYLING=松島美紀(MARU)
HAIR&MAKE=横山藍(kind) TEXT=斉藤貴志

 
 

キラキラどっち?

 

今回のターゲット
佐々木久美

 
 

新しい一面を開花させつつあるひらがなけやきのメンバーたち。今回は佐々木久美が二巡目の登場です。メンバーイチの長身で屈指のきれい系。そして、お笑い好き。多彩な表情はグラビアでも出ています。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
――連載二巡目のテーマの“キラキラ”と聞いて、まず思い浮かぶものは何ですか?

「雪かな? 最近函館に行って真っ白な雪をたくさん見て、すごくキラキラしているなと思いました」。

――どんな情景のなかでの雪を覚えています?

「普通の広い道で誰も足を踏み入れてなくて、ただ雪がまっさらに積もっていて。それがきれいでした。スノボとかウインタースポーツをしに行ったことはあるんですけど、太陽に当たった真っ白な雪はあまり見たことなくて。函館に行ったときはすごく晴れていて、雪が光を反射してまぶしいくらいでした。あと、風で雪が舞っていたんです。その空中の雪もすごくキラキラしていました」。

――キラキラした思い出も、今までの21年の人生のなかでありますか?

「高校時代の吹奏楽部の部活は必死に頑張ってました。中学のときは部活に入らずに習いごとをやっていて、高校では習いごとをやめて何か部活に入ろうと思って、結構迷ったんです。スポーツ系も興味あったし、特にダンスをやりたかったんですけど、ダンス部にはオーディションがあって……」。

――部活に入るのにオーディションが?

「はい。ダンス部は人気あったんですよ。『オーディションは経験者しか受からない』という噂を聞いて、落ちて他の部活に遅れて入るのもイヤだったし、トランペットを小学校のときに3~4年やっていたから、『もう一回始めようかな』と思って吹奏楽部に入りました」。

――小学校のときも学校のクラブでトランペットを?

「そうです。学校で毎日吹いてました。本当はサックスをやりたかったんです。ジャズとか見ていたらカッコ良くて、木管の花形だなと思って。でも、吹奏楽部に行ったら、先生にストローを口に付けて息を吹くように言われて、やったら『あなたはトランペット』と勝手に割り当てられました(笑)。まさかの希望制ではなかったんですけど、先生が怖かったので何も言えず、そのまま3年間、トランペットを続けました」。

――高校で改めてサックスをやろうとは思いませんでした?

「選べたんですけど、高校から新しい楽器を始める人はいないかと思って。だったらブランクはあっても、トランペットのほうがいいかなと」。

――それで青春を吹奏楽部にかけていたわけですか。

「はい。週7でやってました。練習が毎日あって、土・日も行って。合宿では1日10時間以上、同じ曲を吹いて、家に帰ったら唇がたらこみたいに腫れてました(笑)」。

――コンクールで賞を獲ったりも?

「コンクールは出れば何か賞をもらえたんですけど、まあ、中ぐらいでした。『ラッキードラゴン』という曲を吹いたんですね。吹奏楽のコンクールでは何校もやる曲で、難しくて、最初はみんなで『私たちには絶対ムリだよ』と言ってたんです。でも、ちゃんと形になってコンクールで吹けて、感動しました。『練習した甲斐があったな』と、すごく思いました」。

――ホント青春ですよね。「欅って、書けない?」では、トランペットで「夏祭り」を披露しましたが……。

「あれは野球部の応援でやりました。地方予選のスタンドで」。

――吹奏楽部はそれもあるんですよね。部員同士の絆は強かったんですか?

「はい。やっぱり毎日放課後に会っていたし、部活の友だちは貴重です。深刻な相談をするというより、バカして忘れる、みたいな(笑)。本当に毎日『なんであんなに笑っていたんだろう?』と思うくらい、ずっと笑ってました」。

――練習終わりでどこかに寄ったりして?

「寄り道は禁止だったんです。でも毎日同じメンバーで帰って、駅でちょっと話したり。本当に毎日楽しかったです」。

――高校時代でもその後でも、自分自身がキラキラしていると思ったこともあります?

「あったかな……。けやきに入って有明のライブに出たときは、『やり切った!』みたいな感じはありました。映像は自分のソロダンスのところだけ観ましたけど、カッコつけていたと思います(笑)」。

――この記事が掲載される頃には終わっていますが、ひらがなけやき初の単独公演では、よりキラキラした久美さんが見られるでしょうね。

「そうなりたいです。パフォーマンスで自分ではできていると思っても、客観的に観たらダメだったことがずっとあって。客観的に観ても『うまくいったな』と思えるパフォーマンスができるように、今まで以上に頑張りたいです。個人でもグループ全体でも」。

――あと、キラキラしていると感じた人はいますか?

「漢字欅さんですね。私たちが初めて漢字欅さんのパフォーマンスを生で観たのはTIFのときで、(Zepp DiverCity TOKYOの)2階席から観ていて、オーバーチュアが流れた瞬間、ファンの方がワーッとなって。そのなかでメンバーが出てきて『サイレントマジョリティー』が始まった途端、観ているだけで涙が出てきました。『こんなに素晴らしい方々と同じグループにいるんだ』という。『私もあんなふうにキラキラしたパフォーマンスをしたい!』と、そのとき初めてすごく思いました」。

――個々のメンバーと握手会とかで会ったりもしていますよね?

「普段はやさしく接してくださって、親しみやすい先輩という感じですけど、やっぱりステージに立っているときは、何か近寄れない感じがします。本当にキラキラしていて」。

――ひらがなけやきでも、キラキラしていると思うメンバーはいますか?

「東村(芽依)の笑顔は『キラキラしてるね』と、いつも本人に言ってます。辺りがパーッとなる感じなんですよ。つい目が行っちゃう。私にはできないことで、すごいと思います」。

――でも久美さんもキラキラするために、何かを頑張っていたりするのでは?

「キラキラしたいとすごく思います。それには自信を持つことが大事なので、少しでも自信を持てるように、最近美容に気をつかうようになりました。顔のコロコロ(美顔ローラー)とか、脚のマッサージは毎日欠かさずしています。テレビを観たり寝る前に携帯をいじったりしながら」。

――久美さんは元から、ひらがなけやき屈指の美人メンバーですけど。

「いや、全然ですよ」。

――一方で、久美さんはグループのボケ役だという噂も聞きますが(笑)。

「えーっ!? ボケ役というか、面白いことが大好きなんです。だから普段からふざけている感じ。高校のときから『久美の思考回路は理解できない』とよく言われました(笑)。思いついたことは、すぐ言ったりやったりしちゃうんです。それでみんなが笑ってくれたら、自分も笑えるので、無意識にやっちゃうところはあるかもしれません。けやきの楽屋でもそうです。他のメンバーにちょっかい出したり」。

――テレビのお笑いも好きなんですよね?

「大好きです! そんなに詳しくはないですけど、最近だとペンギンズさんというコンビがいて、親分と子分みたいな漫才をやっていたのがすごく面白かった。早くテレビでいっぱい観たいです。あと吉本新喜劇も好きで、携帯で動画を観たりしています」。

――関西ノリもイケると。

「普通に爆笑しちゃいます。『ドリルすな!』のすっちー&吉田(裕)さんのコンビが好きです。前に『アメトーーク!』にも出てらっしゃって、面白かったです」。

――そういう人を笑わせることを自分でもやってみたい感じ?

「頭の回転が速くないので無理だと思いますけど、コントはすごくやってみたいです。モノボケとか、みんなでやりたくて」。

――昔、NMB48の番組でありましたね。

「そう! 『げいにん!!!3』が大好きで、ずっと観ていました。ああいう感じで漫才とか、すごくやりたいんですよね」。

――相方は誰にしましょう?

「えっ、誰だろう? 加藤史帆とはずっとしゃべっていて、ずっと2人で笑ってます。ツボが一緒なので。ただ、2人ともボケになっちゃうんですよね(笑)」。

――ひらがなけやきのきれい系代表格の2人が漫才をやるのは、ギャップがあって面白いかも。

「楽屋では2人で『これ見て!』って、フフフと笑ってます。動画や身の周りの面白いものも見つけて、『これヤバイね』みたいな話もよくします」。

――他のメンバーの反応は?

「見せると『ああ、面白いね』くらい(笑)。2人だと爆笑できるのに。身内のネタが多いです。オフショットというか、みんなが目をつけないところにふと目を向けると、『この子がすっごい面白い顔をしてる!』とか」。

――メインで写ってる人の後ろとかで?

「そうなんです。『この顔、どうなってるの?』みたいな(笑)。同じネタで何回も笑ってます。最近笑ったのは、柿崎芽実のメイク中の後ろ姿。普通ならただの風景ですけど、それがもうツボにハマっちゃって」。

――そんなに面白い後ろ姿だったんですか? 想像つきませんが……。

「普通の後ろ姿で、見せてもわかってもらえないことが多いですけど、2人はそれで3年は笑えると思います(笑)」。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

佐々木久美(ささき・くみ)
ニックネーム:くみ

生年月日:1996年1月22日(21歳)
出身地:千葉県
血液型:O型
 
 

けやき坂46(ひらがなけやき)

【CHECK IT】
乃木坂46につづく“坂道シリーズ”第二弾として結成された欅坂46の新グループ。別称・ひらがなけやき。オリジナル曲「誰よりも高く跳べ!」が収録された欅坂46の3rdシングル「二人セゾン」が発売中。4thシングル「不協和音」が4月5日(水)に発売。冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京/日曜24:35~)、「KEYABINGO!2」(日本テレビ/月曜25:29~)が放送中。初のラジオレギュラー番組「欅坂46 こちら有楽町星空放送局」(ニッポン放送/金曜24:20~)がオンエアー中。
 
詳しい情報は欅坂46公式サイト
 
 

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